皆さんこんにちは！防災士「電線の切れた電柱」です！
毎日にようにかなり大きな地震が起きていますね。日本が地震大国である事を思い知らされます。そして地震大国であるということは火山の噴火とも無関係ではいられないという事です。火山の噴火はその壮大な自然の力とともに、私たちの生活に深刻な影響を及ぼします。。日本は火山大国としても知られ、多くの活火山が存在します。この記事では、火山、噴火、降灰に関する基本的な知識と備えについて解説します。
火山の基本
火山は、地球の内部からマグマが地表に達する地点です。噴火は、このマグマが地表に出る現象で、ガス、灰、岩石、溶岩などを放出します。火山の種類や活動状況によって噴火の形態は異なりますが、いずれの場合も周辺環境に大きな影響を与えることがあります。
火山灰のガラス質成分とその影響
火山灰に含まれる微細なガラス粒子は、私たちの健康と環境に多大な影響を及ぼします。これらの粒子は非常に硬く、鋭いエッジを持っているため、吸い込むと呼吸器系に深刻なダメージを与える可能性があります。特に、長期間の曝露は肺疾患のリスクを高めることが知られています。
さらに、このガラス質の粒子は環境にも悪影響を及ぼすことがあります。農作物や植物に付着すると、光合成の効率を下げ、成長に影響を与えることがあります。また、水源に混入した場合、水質の悪化を引き起こし、水生生物にも悪影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対処するためには、火山活動時には特に注意が必要です。屋外での活動を控え、適切な保護具（マスクやゴーグル）を使用することが重要です。また、家の中に火山灰が侵入しないように窓や扉を密閉し、空気清浄機を使用することも有効です。
火山灰のガラス質成分によるリスクを理解し、適切な対策を講じることで、健康と環境を守ることができます。
噴火の予兆と監視
多くの噴火には予兆現象が伴います。これには地震活動の増加、地形の変化、ガス成分の変化などがあります。気象庁や地方自治体はこれらの兆候を監視し、噴火警報や避難指示を発することがあります。これらの情報に注意を払い、迅速に対応することが重要です。
噴火時の対応
噴火が発生した場合、以下の点に注意してください。
- 避難指示の遵守：避難指示が出たら、速やかに安全な場所へ移動してください。噴石が直撃すると、銃で撃たれたような大きな被害を受ける可能性があります。ヘルメットの着用なども必要となります。
- 情報の確認：テレビやラジオ、インターネットを通じて最新の情報を入手しましょう。
- 呼吸器の保護：火山灰は健康に害を及ぼす可能性があるため、マスクやゴーグルを使用してください。ご家庭には空気清浄機を用意しておくことも重要です。
- 屋内への避難：可能な限り屋内に留まり、窓や扉を閉めて火山灰の侵入を防ぎましょう。
降灰への対策
火山灰は、屋根の崩壊や交通機関の麻痺などを引き起こすことがあります。降灰に対する備えとして、以下の対策を考えておきましょう。
- 屋根の強化：重い灰の重みに耐えられるように、屋根を強化することが重要です。
- 水の確保：降灰により水道が使えなくなる可能性があるため、水の備蓄が必要です。
- 遮光器具の用意：灰が太陽光を遮ることがあるため、十分な照明設備を用意しておきましょう。
- 家屋の清掃：火山灰が家屋に蓄積すると、構造的な問題を引き起こす可能性があるため、定期的に清掃することが重要です。桜島の火山灰の降灰が多い地域としてしられている鹿児島市では克灰袋（こくはいぶくろ）という厚手の専用のポリ袋が配布されています。破れにくい厚手のポリ袋の準備も清掃のために重要です。
結論
火山の噴火は予測が難しく、その影響は計り知れません。しかし、適切な準備と対策でその被害を最小限に抑えることはできます。
特に火山灰のガラス質による健康被害、首都圏の停電などによる機能停止は経済的な影響を日本中に与える可能性があります。
地震大国、火山大国である日本に住む以上、どこに住んでいても他人事ではありません。少しの対策を積み重ねましょう！