皆さんこんにちは!防災士「電線の切れた電柱」です!今日は普段からお住まいによくある日用品を防災グッズとして活用するアイデアについて考えてきたいと思います!
災害は予告なく訪れます。地震、台風、洪水などの自然災害時には、家庭にある身近なアイテムが大きな役割を果たすことがあります。今回は、家庭に普通にあるものを使って、効果的な防災アイテムを作る方法について紹介します。
1. ペットボトルの再利用
- 水の貯蔵:清潔なペットボトルに水を入れて保存し、トイレ用水の確保・庭やベランダに備蓄することで邪魔になりにくいため、ポリタンクなどもおすすめです。
- 緊急トイレ:大きめのペットボトルを切って、ビニール袋と組み合わせれば簡易トイレとして使用可能。トイレ対策は被災後の生活の衛生面を支えるために非常に重要です。様々な対策を複数用意しましょう。
2. ビニール袋の活用
- 防水袋:大切な書類や小物をビニール袋に入れて防水化。
- 仮設ゴミ箱:災害時のゴミの一時保管に役立ちます。
- おむつがわり:体格にあったビニール袋の両端を切りひらき、清潔なタオルやハンカチを股が当たる部分にセットします。持ち手部分を腰に結びつけて着用します。
- 防寒、雨天用ポンチョ:体格にあったビニール袋の底部分の中央に頭を通す穴を切り、袖を通すための両側を切ります。防寒用としては新聞紙を身体に巻き付けてから着用するとより防寒効果が高くなります。
- 給水袋:大型のビニール袋をリュックサックに入れます。そこに水を入れて口をしばり、そのままリュックで背負うと水をスムーズに運ぶ事が出来ます。
3. アルミホイルの多用途性
- 調理用具:アルミホイルは食材を包んで火にかければ、簡易的な調理が可能です。フライパンなどで調理する際に敷くことで、フライパンを洗浄出来ない場合にも使用できるようになります。
- 保温材:非常時の保温材としても使用できます。身体に巻き付けると保温効果が生まれます。
4. 懐中電灯やキャンドルの代用
- スマートフォンのライトとペットボトル:スマートフォンのライトや、懐中電灯のライトの前に水の入ったペットボトルを置くと乱反射によって明かりが広がり、ランタンのように空間を灯す停電時の照明として使えます。ペットボトルに少量の油をいれるとより乱反射が多くなり、明るさも増します。
- ツナ缶手作りキャンドル:ろうそくがない場合、油と糸を使って簡易キャンドルを作ることもできます。油は食べ終わったあとのツナ缶のオイルを使用することも出来ます。
5. 缶詰と非常食
- 保存食:長期保存が可能な缶詰や乾物は、非常食として備えておきましょう。とくに切り干し大根や高野豆腐などの乾物は被災時に手に入りにくいタンパク質やミネラル、食物繊維などの栄養も豊富です。常に多めにストックしておきましょう
6. 食品用ラップ
- 応急処置:小さなけがに対応するために、出欠を抑えるために止血剤として身体に巻きます。また、骨折した場合などには添え木をして、ラップで巻くことで簡易的なギプスにもなります。
- お皿代わり:食糧の配給を受ける際にお皿を直接使用すると汚れたお皿を洗う水が必要となってしまいます。ラップをお皿などの容器にかけて使用し、ラップのみを交換して使用することでお水の消費を抑えることが出来ます。
7. 着古した衣類の再利用
- 保温材や包帯:古いTシャツやタオルは、保温材や簡易包帯として利用可能です。清潔なタオルやハンカチなどはオムツがわりにも使用出来ます。
8. ロープや紐の重要性
- 物の固定や運搬:ロープや紐は、荷物を固定したり、運搬する際に便利です。特に避難所では洗濯ロープやプライバシーを守るためのパーティション作りなどにも活用できます。
まとめ
災害時、身近なアイテムが大きな役割を果たすことを忘れてはなりません。日頃から家庭にあるものを見直し、いざという時のために備えることが重要です。上記のアイデアを参考に、自分の家庭に合った防災キットを準備しましょう。災害は予期せぬタイミングで発生するため、日々の準備が安全への第一歩となります。