被災地での犯罪対策:大切な財産や家族を守るために

みなさんこんにちは!防災士「電線の切れた電柱」です!災害が発生すると、実は多くの犯罪が発生します。

警察は救助活動や避難誘導などに追われ、犯罪を取り締まることが難しくなり、災害時の犯罪はその実態を把握すること事態が難しいとされています。

災害時における犯罪対策は、私たちの安全と資産を守る上で極めて重要です。自然災害が発生すると、残念ながらそれに便乗した犯罪が度々発生してきました。本記事では、災害時に発生しやすい犯罪の種類と、それらから自分たちを守るための対策について解説します。

災害時に発生しやすい犯罪の種類

  1. 物品の略奪: 災害による混乱を利用して、店舗や家庭から物品を盗む行為です。
  2. 詐欺: 災害支援を装って、金銭をだまし取る行為があります。
  3. 個人情報の窃盗: 避難所や仮設住宅での個人情報の盗難も報告されています。
  4. 性犯罪: 避難所や人の空き家が多くなり人気の少なくなった住宅地などでの被害が報告されています。

災害時の犯罪対策

1. 情報の正確な把握

  • 公式情報のチェック: 災害支援に関する情報は、公的機関からの発表に基づいて行動しましょう。

2. 物資の安全な管理

  • 貴重品の保管: 貴重品は身近に保管し、不要な外出時は持ち歩かないようにしましょう。

3. コミュニティの力

  • 地域での見守り: 近隣住民と連携し、互いに見守り合いましょう。災害発生時には救助や復興のために外部から多くの人がやってきます。これまで見かけない人が多くいることが当たり前の状況となりますが、便乗してやってくる火事場泥棒などが盗難のために物色しているなど怪しさを感じた場合には地域のコミュニティで情報を共有して防ぎましょう

4. 詐欺対策

  • 事前確認: 支援を申し出る者が本当に信頼できる団体か、事前に確認しましょう。時には服装などを偽った「偽自衛官」などが訪問してきたという例も報告されています。公的機関を名乗っていても、単独で訪問してくるなど怪しさを感じた場合には状況に応じて、身分証明書の提示などきちんとした対応を求めることも重要です。これまでもボランティアを装って勝手に応急補修を実施し、高額な請求を行うなどの被害も発生しています。そのような場合にもクーリングオフ(いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です)を求めるなど毅然とした対応をしましょう

5. SNSの活用と注意

  • 情報共有: 正確な情報を共有することが重要ですが、個人情報は漏洩しないよう注意しましょう。

6. 防犯ブザーなどの対策品の携帯

  • 防犯ブザー:性犯罪やひったくりなどに備えるために防犯ブザーを携帯する(すぐに使える状態にする)
  • 無用に刺激を与えない服装:一般的に性犯罪の被害者とその服装には何らかの関係性は無いとされています。例えば肌の露出の多い服装が性犯罪を助長するなどの傾向は無いとされています。しかしながら、被災地においてはその可能性は否定できず、無用な刺激を与えない為にも、刺激的な服装は避けましょう。また服送と被害に関係は見られないとはいうものの、犯罪者の心理として、「おとなしそう」「抵抗が弱そう」など弱者を狙ってくることは否定出来ません。女性や子どもなどは特に注意が必要です。これらの傾向の逆「活発」「抵抗が強そう」などの印象を与えることは自衛に繋がる可能性があります。7. 防犯ブザーなどの対策品の携帯

    7. 暗いトイレや夜道を1人で歩かない

    同じ避難所で信頼出来る仲間をつくるなどして、犯罪が多く発生するとされるトイレや暗い場所で単独で行動しないようにしましょう。またランタンなどを用意して暗い場所を減らす事も重要です。

まとめ

災害時の犯罪対策は、事前の準備と災害発生時の冷静な行動が鍵となります。自分だけでなく、地域社会全体での連携と支援が重要です。災害が発生した場合に備えて、今からできる対策を心がけ、安全と安心を確保しましょう。